ティラノフェス2018がフィナーレ。グランプリ作品は『真昼の暗黒』が受賞

302の新作ゲームが参加。寄せられたコメント数は3000以上

2018年の春から作品募集が開始され10月に開幕したティラノゲームフェス2018は、年をまたいだ2019年1月末にフィナーレを迎えた。

ティラノゲームフェス2018

参加作品数は、前回の約2倍となる302作品に到達しました。

また、ゲームフェス期間中は多くのコメントやファンアートが作品に投稿され、参加者の方から、フェスで多くの人に自分のゲームを遊んでもらうことができたという感想も多く寄せられました。

https://twitter.com/shikemokumk/status/1088030805635387393
ティラノゲームフェス2018入賞作品をみる

本格サスペンス『真昼の暗黒』がグランプリ獲得。

栄えあるグランプリは隷蔵庫さんの『真昼の暗黒』が輝いた。

真昼の暗黒

とにかく、ストーリーの組み立て方がうまく、文章も非常に読みやすい。BGMや演出もゲームをゲームを盛り上げていて、一気にゲームの世界に引き込まれます。

また、ADV・ノベルゲームだからこそ実現できた仕掛けや演出も多く散りばめられており、世界が徐々に組み上がっていく感覚も気持ちが良くて、プレイヤー自身がどんどん情報を集めたくなる魅力がありました。

本作品はR15相当で、猟奇的な表現も多く含まれているので、すべての人に無条件におすすめできるかというと、躊躇する部分があるのは確かだろう。

しかし、それを理由に『真昼の暗黒』を遊ばないというのは、あまりにも勿体無い。

作者さんのこだわりを込めて作り上げた『真昼の暗黒』は、ティラノを代表する作品だと、自信を持って推薦できます。

ぜひ、一度プレイしてみてほしいです。

おめでとうございます!!

*作品紹介は受賞作品の特集記事にて行わせていただきます。

真昼の暗黒を遊ぶ(ノベルゲームコレクション)

SNSや実況で話題になった作品も多く登場

今年のフェスではゲーム実況やSNSなどで話題になる作品も多く登場した。まず先陣をきったのは『公衆電話』だ。

SNSや実況で話題になった公衆電話

ふと目が覚めると、男は公衆電話ボックスに閉じ込められていた・・・。
プレイヤーは自分で好きな番号に助けを求めることができますが、所持金は10円玉が3枚だけ。30円分(=3回)しか電話をかけられないので、すぐに力尽きてしまうでしょう。

ノベルゲームコレクションの解説より

意外な展開を見せる内容もあいまって、SNSで大きく話題になり、ゲーム実況などでも多く取り上げられる事になった。

45000リツイート・11万いいね

ノベルゲームコレクションで『公衆電話』をあそぶ

ドットで彩られる美しい世界『僕を殺す瞳』

僕を殺す瞳は、美しいドットアニメーションと日常シュミレーションというゲーム性が両立されていて、多くの人の度肝を抜いた作品と言える。

魅力的なバッジが設定されていて、収集も楽しい作品です。

やりこみによって5種類の魅力的なバッジを獲得できる

ノベルゲームコレクションで『僕を殺す瞳』をあそぶ

おじいちゃん、お見舞いに来たよ

参加作品の中で、意外性No1といえる本作品も、SNS上でも言及されることが多かった作品だ。



あかね
今年はSNSやゲーム実況で話題になる作品も多かったね。
やまと
これから、企画段階でSNSや実況を意識したゲームが作られていくかもしれないね。
あかね
まぁ、でも。作りたいものを作るのが一番!

ファンアートやコメントが3000を突破。感想が言いやすいフェスに。

今年のティラノゲームフェスは、多くのコメントが集まるフェスとなった。

ティラノフェスは競争するのでなく、みんなでゲームを持ち寄って気軽に感想を言い合える文化祭のような場を目指すのがよいのかもしれない。

準グランプリ『今日は恋するひなまつり』のファンアート
佳作受賞作『ときかけさんちのあさごはん』のファンアート

フェス2018の作品は全部遊べます!

入賞作品に注目してしまいがちですが、惜しくも選外であっても魅力的な作品はたくさんあります。

ノベルゲームは遊ぶ人によって評価の振れ幅が大きくなりがちです。ぜひ、あなたのお気に入りな一作を見つけてみましょう。

ティラノゲームフェス2018参加作品をみてみる

2018年は無事フィナーレ!そして2019年へ



あかね
2018年も無事、フィナーレを迎えることができてよかったね。
やまと
2019年もぜひ開催できるといいね!

ツイート紹介

フェスの反応を追加していきます。