ティラノスクリプトで選択肢を表示する場合によく使用されるのは[glink]タグだ。しかし、選択肢を多く表示するゲームの場合、ボタンの位置を自分で設定しなければならないことだろう。
自由度の高い表現ができる反面、煩わしいと感じるクリエイターも多いはずだ。
今回、荻原氏より、自動的に[glink]ボタンを配置してくれるプラグインが発表された。
#ティラノスクリプト
glinkボタンを自動で並べるタグを追加するプラグインを作りました。
配布→https://t.co/BlZ7dd9MeV pic.twitter.com/elVCzLHTAS— 荻原 (@tempura17654) January 4, 2018
導入方法
導入は簡単だ。ティラノの外部プラグイン機能を使って提供される。
まず、data/others/plugin/ フォルダに「glink_show」フォルダを配置します。あとは
[plugin name=”glink_show”]
あとは、通常と同じように[glink]を定義した後、最後に[glink_show]タグを配置すると、リンクの個数に応じて自動的に並び替えてくれるのだ。
サンプルコード
[java] [plugin name=glink_show][glink target=*scene1 text=シーン1 visible=false]
[glink target=*scene2 text=シーン2 visible=false]
[glink target=*scene3 text=シーン3 visible=false]
[glink_show]
[s]
[/java]
[glink_show]に指定できるパラメータ
dx: ボタン全体を横方向に一定量ずらすことができます。pxで指定します。
dy :ボタン全体を縦方向に一定量ずらすことができます。pxで指定します。
margin :個々のボタンを並べるときの余白をpxで指定します。デフォルトは20。
slip: 個々のボタンを並べるときの垂直方向のずれをpxで指定します。デフォルトは0。
wait: アニメーションの完了を待つか否かをtrueかfalseで指定できます。デフォルトはtrueです。
time: アニメーションにかかる時間をミリ秒で指定できます。デフォルトは1000です。
delay: 個々のボタンのアニメーションに生じる遅延をミリ秒で指定できます。
method:アニメーション効果を指定できます。none/fadeIn/crossIn/crossInBig/
puffIn/puffInDown/fadeInLeft/fadeInRight/fadeInUp/fadeInDown/
fadeInLeftBig/fadeInRightBig/fadeInUpBig/fadeInDownBigが指定できます。
デフォルトはpuffInです。
vertical: trueで縦並び、falseで横並び。デフォルトはtrueです。
centering: trueでセンタリングが有効、falseで無効。デフォルトはtrueです。
fadein: trueでフェードインが有効、falseで無効。デフォルトはtrueです。
glinkの表示はかなり細かく調整できるようになっている。ぜひ、色々な表示方法を試してみましょう。
公式配布サイト
http://tempura9357.blog.fc2.com/blog-entry-51.html