ティラノスクリプト上で、セルアニメファイルを再生できるプラグインが@tempura17654氏より公開された。
セルアニメ再生プラグイン作りました。→ https://t.co/89Hoo3nvhE#ティラノスクリプト pic.twitter.com/vf7FepVAip
— 荻原 (@tempura17654) 2017年11月2日
これは、RPGツクールやウディタなどツールで戦闘エフェクトを表示する時によく利用されているファイルです。
このプラグインを使用することで、ティラノスクリプト上でこれらの素材を使用することができる。
下記、使用した例です。
セルアニメサンプルゲーム
使い方
まず、プラグインをダウンロードして解凍します。
プラグインパッケージの中には、すぐに試せる素材などが同梱されています。
プラグインの本体は、others/plugin/celanim フォルダです。このフォルダを自分のプロジェクトフォルダの data/others/plugin/celanim にコピーしてください。
あとは、ゲームの必ず読み込まれる所、first.ks に
[plugin name=”celanim”]
と記述します。これで使用する準備は完了します。
プラグインタグの使い方
それでは、実際にエフェクトアニメーションをゲームに表示してみましょう。
今回使用するファイルは、ゲーム向けに素材ファイルを配布していらっしゃるサイト様からお借りしてみます。
ぴぽや http://blog.pipoya.net/blog-category-3.html
今回使用するのは、次のエフェクトを画面に表示してみたいと思います。
下記、URLにアクセスして素材ファイルをダウンロードします。
ダウンロードして解凍します。
中に480/pipo-btleffect157-min.pngというファイルがありますので、このファイルを、例えば「kiss.png」のような名前にリネームして、ティラノスクリプトのdata/image/フォルダに配置してください。
あとは、ティラノスクリプトのタグを書くだけです。とりあえず、表示するためのスクリプトを示します。
[java] ;エフェクトは前に表示したいので、layer=1 を使用する[layopt layer="1" visible="true"] [define_celanim anim="A" storage="kiss.png" cel_width="480" cel_height="480"] [celanim anim="A" layer="1" x=50 y=50 count=1 speed=1 ] [/java]
これで、画面上にエフェクトが表示されます。
まず、アニメーションファイルによって、調整が必要な部分は
[define_celanim anim=”A” storage=”kiss.png” cel_width=”480″ cel_height=”480″]この記述です。このファイルは、アニメーションの一つのコマの高さと横幅を指定してあげます。
このファイルの場合、readme.txtの中を確認すると
1コマ480×480
と、親切に記述があります。通常は、同梱ファイルに情報が書いてますので、確認してみましょう。
コマのサイズがわからない場合は、代わりにコマ数を指定することでも代用できます。
このファイルはヨコが5個、タテが3個なので
[define_celanim anim=”A” storage=”kiss.png” cel_xnum=”5″ cel_ynum=”3″ ]このように記述することもできます。使いやすい方法で行いましょう。
その他、使用できるタグとパラメータ
詳しくは、同梱されているTAG_REFERENCE.txtを確認してほしい。
ここでは、よく使いそうなタグとパラメータを抜粋してみる。
[define_anim]タグ
- x:横位置を指定
- y:縦位置を指定
- layer:描画するレイヤを指定
- width:サイズの横幅を指定できる。
- height:サイズの縦幅を指定できる。
- count:アニメーションの回数を指定できる。infiniteと指定すると、ずっとループする。
- speed:再生速度を指定できる。
- wait:再生完了を待つか否かを指定できる
[free_celanim]タグ
セルアニメーションを全て削除できる。
アニメーションを自作する
このプラグインで読み込めるエフェクトを自作できる素敵なツールもあるので、紹介する。
Prominence3D(プロミネンス3D)は簡単な操作で爆発や魔法などの
3Dエフェクトアニメーションを作成できるソフトです。
また、「ツクール エフェクト」などで検索すると、多くの配布されてるファイルも見つかるので、利用規約をよく確認の上、自分のゲームを彩ってみよう。